ピロリ菌とは、らせん状をした細菌で、胃の粘膜の中に生息しています。
そして胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、萎縮性胃炎、または慢性胃炎という状態を作り出します。
萎縮性胃炎、慢性胃炎となっても痛みなどの症状がないため、検査などを受けない人が多いのが現状です。
さらにこの状態が長期間継続すると、胃ガンの危険性が高まっていきます。
胃ガンはガン死亡の第2位を占め、年間で10万人が患い、4万人が亡くなっています。
このうちほぼすべてにピロリ菌感染が認められており、ピロリ菌感染が胃ガンのリスクと言われています。
最近の研究では、ピロリ菌を駆除することで胃ガンの危険性を低下させる効果があると言われています。
検査や治療をご希望の方は、消化器専門内科を受診してください。